ステロイドとアトピー性皮膚炎

ステロイドは、ビタミンCとコレステロールから作られているホルモン です。よくビタミンCが足りないとイライラしたり怒りっぽくなるのは、 原材料の不足によって良質のステロイドが十分作られなくなり、ストレス がうまく緩和されないためです。

そんなステロイドには、過剰に発症すると免疫力を低下させてしまう という短所があります。風邪やインフルエンザなどにかかり易くなったり 慢性疲労に陥ったりしてしまうのです。ストレスが体に悪いと言われる 原因は、このステロイドの過剰分泌です。

ところが、アトピー性皮膚炎などのアレルギーは免疫の過剰反応に よっておこるものです。そこで免疫反応を強制的に低下させる事により、 湿疹や痒みなどを抑える効果を発揮すると言う訳です。アトピーの治療 に用いられるステロイドは、私たちの体内で分泌される副腎皮ホルモン と同じ成分を合成して、炎症を抑える働きを強くした「ステロイド外用薬」 です。1950年代に開発され、当時は”皮膚科治療に革命を起こす夢野薬” と言われて持て囃されていたそうです。確かに、ステロイドはその効能 が実に判り易く、塗り薬を塗ると、アトピー特有の炎症が抑えられ、 痒みや湿疹が消えます。

けれど、それは一時的なものであって、病気そのものが完治した訳では ありません。皮膚は又炎症を起こし、再びステロイドのお世話になる事 になります。これを繰り返しているうちに、ステロイドを手放せなく なって行きます。ステロイドには、免疫力の低下による様々な副作用が あると言われていますが、最も怖いのがこの「ステロイド依存症」です。


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